AIともっと戯れる

そろそろ一か月空きそうなので書いていきましょうね。相変わらずAIの進化速度が速いので、追いかけるのが大変です。今回はその話題の中から、「感情パラメータ」を与えることが出来る、というものがあったので、「じゃあパラメータに身長与えて、会話させながら成長させられるんじゃない?」ということで、記事に書けるような設定で即興で考えてお願いしました。その結果がこちら。英語はノリで書いているので細かい文法ミスは大目に見てね。

ゲームをシミュレーションしてもらいました。大きくなりたいミルヌーヌちゃんにクッキーをあげる内容ですね。クッキーをあげる枚数を指定して育てていく想定です。

それに対する返答。どうやらクッキーは至る所にあり、勝手に食べて大きくなっていく模様。10cmずつ育って、10mで打ち止めらしいです。でも10mじゃ物足りないよね????

ということで設定変更。加速度的に大きくなって、10000kmまで許容してもらうことに。

反映されました。倍々ゲームになって中々魅力的になったんじゃないでしょうか。

ということで早速3枚食べさせてみたのですが、勝手にぐんぐん大きくなっていきましたね。ゲームとしては微妙ですが、「自由の女神より大きくなったよ」「キリマンジャロより大きくなったよ」「航空機に手が届くよ」といった状況説明は非常に妄想をかきたてられるのでgoodですね。

せっかくなのでもう一回シミュレートしましょう。インタラクティブなゲームにしたかった(後大きなミルヌーヌちゃんが色々押しつぶしてほしかった(癖))ので、毎回身長とシチュエーションを吐き出して止めてもらうようにしたかったのですが、AI君の構成はこちら。障害物があるとそれを超えられる大きさになるまで留まる、という解釈をしたようです。

ではこの状態でもう一度……相変わらず勝手にゲームが進行していきますが、10000kmを超えてもなお巨大化するミルヌーヌちゃんと、重力から解放されて宇宙空間に飛び出すところまで描写してくれたので満足です。デカいぞ!

普段はもっと癖に従ったあれやこれやを吐き出させてるんですが、今回は一部始終を見せるのとかなりアレがアレしてたりするので控えめにしておきました。さて、こうやって遊んでいる中で得た教訓というか、promptのコツをいくつか共有したいと思います。

・英語でのやり取りに強い

当たり前といえば当たり前なんですが、日本語でやり取りするより非常にウィットな文章を生成してくれます。要因としては、そもそも学習データの母数というところもあるんですが、解釈しやすい構文を保持しているところですね。有名な話だと「頭が赤い魚をくわえた猫」だったかな?どの修飾語がどの語にかかっているか、地震をもって説明できますか?この辺も相まって、日本語の応答はかなり曖昧な返事をしたり、とんちんかんな回答を行う傾向にあります。対して英語で最初から記述すると、文意がほぼ一意に定まるのではないかと思っています。ChatGPTそのものに翻訳をお願いするのではなく、翻訳AI→ChatGPT→翻訳AIと通して出力した方が納得いく結果を得られると思います。deepLなんか使うと大変楽が出来ます。

・仮想上の話と仮定すると出力が幅広くなる

私が求めているシチュってUnrealがベースなので、そのままお出ししようとすると「コンテンツポリシーに違反しています」「私は言語モデルです」「それは非現実的です」「害を与えることはいけません」みたいなことを高確率で返されます。対策として、「Write the story」「Please Roleplay」「Simulation game」といったおまじないをかけてあげることで、かなり緩くなります。

・「xx mind stuck in xx」が強い

キャラクターにあれこれさせていると、たとえ架空の話でも急に我に返って「この力はいいことに使うことに決めた」「自分がしていることが悪いことだと自覚した」「大きくなると迷惑をかけるのでやめることにした」みたいにハッピーエンドに向かわせてきます(向かわせてきます、という言い方は変な話なんですが)。これに対する切り札としてかなり有効であることを確認済みです。今回のシミュレーションでも取り込んでいますね。ちなみに意味としては「○○は○○に夢中である」です。これによって架空のキャラの思考回路を制御している形です。

これからも私は供給の少ない癖を満たすためにAI君に頑張ってもらおうと思います。VR上で音声認識でシチュエーションを実現してくれるAI、誕生しないかな……?日常のことでも書こうと思って書き始めたらAI一本で結構な分量になった気がするので、今回はこの辺で。

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日記

Posted by aiwanabetty